- 2007年3月27日 12:27
- tabemogu
博多の春の風物詩の1つに、室見川の白魚の踊り食いがあります。大体2月半ば~3月末(あるいは4月まで)のみ。貴重ですよね。
「小魚といえど、生きたまま飲み込むなんて出来ねぇ~よ~(;´д`)」という理由で1度も食べた事がなかった(単に行く機会がなかった)のですが、無垢な子供の気持ちを忘れてきたのでしょうか。1度ぐらいは経験してみたい・・・ごにょごにょ。
室見川河畔には、毎年、この時期だけ白魚料理専門店のプレハブ小屋も登場します。ネットで見た限りではプレハブ小屋の方がお値段も安そうだし気軽に行けそう!と、最初はこのプレハブのお店に行こうと思ったのですが、お昼の時間が空いてなかった事もあり、もう1つの候補「三四郎」へ。
「三四郎」は、お隣の老舗料亭の「とり市」の姉妹店です。
お隣よりリーズナブルと言っても敷居高いのでは・・・?と恐る恐るだったのですが、ここいいですよ!オススメです。
金額も他店のコース金額と変わりません。どころか品数多いかも?(ただ、サービス料700円が別途必要)
個室ではないですが、広い部屋で室見川とカモメを眺めながらゆっくり食べられます(^-^)
天気がいい日はもっと気持ちいいんだろうな。
ところで、踊り食いの白魚、シラウオなのかシロウオなのか、知ってますか?
調べてみました。私ず~~っと間違ってたみたい・・・(恥
シロウオ(しろうお、素魚):スズキ目ハゼ科シロウオ属
主な産地:福岡県室見川、愛媛県岩松川
とれる時期:産卵期(2~5月)に川に上がってくるもののみシラウオ(しらうお、白魚):サケ目シラウオ科シラウオ属
主な産地:宍道湖、霞ヶ浦
とれる時期:旬は川に上ってくる産卵期(2~4月)だが、湾でもとれるので1年中
参照 : 南風録 / 東京ガス食材情報
室見川のはシロウオ君だったんですね~。シロウオと書いて変換すると「素魚」なのね~。と、そんな豆知識は置いとき、料理の紹介です。
まずは白魚の飴煮?なんか生々しいです・・・
ごま豆腐(?)は弾力あってとろんとしてて美味しかった。
そしてメインの踊り食い!まじですかー。元気良すぎですっ。
ウズラの黄身が入った酢醤油がでてきました。もう引き返せないのね。
アップで見ると目がくりくり可愛いです。てかさ、思った以上にデカイんだけど!?こんなもん??このコ達を丸呑み?
思わず仲居さんに「意外とデカイんですね・・・」と問うと「そうですね」と笑顔でお答え。そ、そうですよね。
ウズラの黄身を溶いた酢醤油の中に、白魚を金魚すくいのように網ですくっていれると、一気に暴れだします。お皿の外まで飛んで出る白魚くんも!(T▽T)慌てて箸でお皿に戻そうとしたのですがつかめません。
しばらく格闘してました。
ここで又仲居さんに問います。「やっぱり一気に飲むんですか?」
「そうですねー喉ごしがいいですからね、でも好き好きですよ。噛むと少し甘みがあって美味しいです」
えっ!噛む???無理です無理です。試そうとしたけど無理でした。
どころか、私あまり勢いよく飲み込めもしませんでしたorz・・・
味は、多勢の方が仰る通り酢醤油の味ですね。
白魚の卵とじは、ほんのり甘い味つけ。山菜も入ってて食感良かったよ。
白魚のかきあげは、これまたサクサクとしてて美味しかった。
ですが・・・こんがり焼けた白魚くんの顔がはっきりわかります。
ここまで書いたら全品書かねばなるめぇ。
左は、唯一白魚料理でなかった刺身ともずく。刺身好きな私ですが、この日の気持ちは白魚。あまり印象ない(笑)
真中は白魚のお吸い物。右は白魚の炊き込みご飯とまさに白魚づくしでした。
白魚のコースは、3000円・4000円・5000円とありました。サービス料金700円が別途かかります。決して安くはないですね。
私が食べたコースは3000円。これで十分堪能出来ると思います。
踊り食い初体験の感想。
はっきり言って味は・・・なんちゃないとゆーか、酢醤油の味ですw
でもね、面白い。楽しく食事出来ました。一度楽しむ価値あると思いますよ。
コース自体も淡白ですが、旬な味で美味しかったです。
来年も又来たいな~。次回は上手にゴックンして喉ごし楽しみたい(笑)
・生魚料理 三四郎 余裕ある方は「とり市」の個室でどうよ?(人事)